１週間無利息のローンのメリット＆デメリット

新生銀行のノーローンは１週間なら無利息でお金が借りられてしまうといういわば画期的なサービスです。もっとも利息をとることを生業にしている貸金業者がなぜこういうサービスを打ち出しているのかは一考に値する事実と言わざるを得ません。決して手放しに喜んでいられるわけではないのです。そこで、以下にこのノーローンのメリットとデメリットを少しまとめておきましょう。

メリットはなんといっても期間が７日間という限られた期間であるものの、利息なしで借りられてしまうという点です。ですから、１週間後には給料日で確実にお金が入るんだけど、明日どうしても支払わなければならないローンがあるとか、欲しいモノがあるとか、そういう場合には大変便利なサービスと言えるでしょう。でも、この便利さが即ちデメリットでもあります。つまり、ノーローンは人に借金グセをつけてしまう、ということです。言い換えますと、いままでは給料日までは手持ちのお金だけでなんとかやろうとしていたものの、ノーローンを知ってしまったばかりに何かあるたびに「あそこから借りればいいさ」という思考パターンについつい陥ってしまいがちになるのです。そのうちに無利息ローンであってもなくても、借金に対する感覚が徐々に麻痺してしまうのです。７日間の間無利息であるとしてもその期間中になんとか返済しようなんて発想も徐々に薄れていってしまいます。

こう考えますと、ノーローンの「無利息」という特徴は顧客を引き寄せる販売促進の目的があることが分かります。そこをよく理解した上で、利用なさる方は利用するようにしてください。