無利息のサラ金での借り入れ、完済後は個人情報ってどうなる？

個人情報の取り扱いがいろいろとうるさく言われ、様々な法律で規制がなされる中、不安なのがお金を借りる際に提出した情報です。考えてみますと、お金を借りる際に審査が必要ですが、その審査のための資料ってかなり重要な情報ばかりです。自分の連絡先はもちろんのこと、家族構成や実家の連絡先、勤務先や収入などなど。もちろん、お金を借りるためにはこうした情報の提出が必要なのはわかりますが、完済したあとはどうなるのでしょうか？

貸金業者が共有している信用情報は一定期間で、完済後５年後に個人情報は削除されるとされてます。では、貸金業者の手元に渡った個人情報はどうなるのでしょうか？実はこの情報は今後の借り入れなども視野にいれてずっと保存されるようです。また、さらに言えば、こうした顧客情報は貸金業者にとっては貴重な「資産」とも言うべきものです。特にちゃんと完済した顧客のデータは、その後も営業をしたり、借り入れを勧めたりする際に使う資料ですから、それを会社側がやすやすと手放すわけもありません。自分では無利息期間中だけの利用のつもりだったのかもしれませんが、貸す方としてはそうはいきません。

もっとも私たちとしては自分の情報がずっと残り続けていると考えるとなんだか気持ち悪いですよね。ですから、完済後もたびたび連絡をしてきたりするようなら、はっきりと自分の情報を削除してほしいと伝えるのもひとつの方法です。自分に関する情報がどう用いられるかを決めるのは基本的にはわたしたち自身の権利ですから、きちんとその旨を伝えることが一番でしょう。