新生銀行のノーローンはサラ金なのか？

「サラ金」と聞くと皆さんはどんなイメージをもっておられますか？「消費者金融」とほぼ同義語で使われていますが、最近は「サラ金」という言葉を使うことが少なくなりました。なぜかというと「サラ金地獄」という言葉もありましたが、この言葉には以前のネガティブなイメージ、つまり執拗な取立てやそれに伴う夜逃げや自殺というイメージがつきまとっているからです。それで、ここではそうしたイメージは別にして、銀行以外の貸金業者という定義でこの「サラ金」を定義して、無利息ローンの代表格であるノーローンが「サラ金」かどうかをすこし論じてみたいと思います。

サラ金の特徴のひとつとして、銀行より金利が高いことを上げることができます。それは考えてみれば当然です。普通銀行で借りられない人がサラ金に流れてくるからです。サラ金の側としては金利を高めに設定して初めて銀行との差別化が生まれますし、また貸倒れのリスクを担保する上でもそうする必要があるわけです。

さて、ノーローンですが、直接この貸付を行っている会社はシンキという会社ですが、この会社は新生銀行の子会社です。ですから、ノーローンは言ってしまえば銀行ローンではありませんが、銀行系ローンと言っていいのではないかと思います。ただ金利をみると年率１８パーセントで、これは他の消費者金融、サラ金と同じ利率ですから、実質的にはサラ金とジャンル分けすることもできるでしょう。

大事なのは、形式的にどうか、という問題よりも、その実質があなたのニーズや経済的な条件にかなっているかです。ノーローンに関してもまずはよくその仕組みを理解して、利用するようにしましょう。